「一条工務店」と聞くと、皆さんどのようなイメージが浮かぶでしょうか?
どこの工務店?全館床暖房のところ?
当時の私は、家を建てるのにかかる費用も手順も何も知らない状況でした。
戸建に住むのも良いなぁ
という軽い気持ちでたまたま「全館床暖房」が目についた一条工務店。
その時私が感じたことや、生じた疑問などを素直にレビューさせて頂きます。
・ 住宅展示場ってどんな雰囲気か気になる人
・ 一条工務店について知りたい人
・ 一条工務店を検討してる人
一条工務店とは?
会社について
「家は、性能。」
このテーマを基に家の性能を突き詰めている会社さんです。
戸建を買うって、やっぱり心配なことが多いと思います。
耐震性は? 雨漏り? 木造って燃えないの?
考え始めるとキリがありませんね。
もちろん、どこのメーカーさんでもそのあたりはちゃんと対策されてますが、
一条さんは価格を抑えながらより良い性能のお家を提供されています。
一条工務店の特徴3選!
特徴1:高い断熱性
一条工務店さんは注文住宅の中ではミドルコスト帯(坪単価70万~)に属する会社さんです。
この価格帯は耐震性等の基本的な性能が保証されたうえで、何か1つ秀でた特徴が多い。
私としては、耐熱性が7段階(2024年時点)あるうち、6~7段階が標準なのが一条工務店さんの強みだと思います。
強みの一因として、特に高気密・高断熱を突き詰めて、数値として公開していること。
1棟1棟、建物の気密性を測定し、一条さんの基準以下にならないように配慮していること。
多くのメーカーが窓のサッシにアルミ・樹脂複合サッシを使う中、一条さんは樹脂サッシを採用していること(断熱性はアルミ・樹脂複合サッシ<樹脂サッシです)
これらが断熱性に対する安心感に繋がっています。
特徴2:全館床暖房
ハイコストのメーカーさんは、エアコンを家中に通すことで温める設備を持っています。
ただ、床暖房となるとリビングのみがとても多い。
なぜなら、ガスの暖房だからランニングコストがかかる割に、温めた熱が外に逃げてしまうから。
一条さんはその点、温かい水を家中の管に流しており、高気密だからこそ、それでも十分に温まることができます。
特徴3:設備の多くを自社生産
良い設備ばかりだとコスト面が心配ですよね。
一条さんは、他社の設備を自社生産することでコストカットしているそうです。
例えば、パナソニック製のキッチン。
他社であれば外注するところを、一条さんは生産しているため、外注費等をカット。
コストカットを集約した結果、価格帯を抑えて家が建てられているのではないでしょうか。
より詳細に知りたい方 → 一条工務店さん公式HPhttps://www.ichijo.co.jp
一条工務店の住宅展示場レビュー
良かったところ
家の中どこでも温かい!
まず最初に感じたのは、玄関で靴を脱いで一歩。
足元から温かい・・・!
でした。展示場の見学は12月。冬真っ盛りです。
家の中全体が温かいお家には伺ったことがありますが、スリッパがないと足元が寒いなぁと感じるような寒がりの私。
スリッパを履くまでの一歩で衝撃を受けるとは思いませんでした。
掘りごたつの中も温かい!
続いて通されたのが、掘りごたつのある和室。
掘りごたつって居酒屋でしか見たことなかったので、住宅に備わってるのは少しワクワクします。個人宅では作らないであろう構造設備であることは目を瞑ってください。
いざ、足を通してみると、
掘りごたつの中どこも寒くない!
掘りごたつに足を入れたことある方は分かるかもしれませんが、堀の中はほんのり冷える感じがあります。
それが一条さんの床暖房によって堀の中でも部屋の中でも均一な温かさになっています。
トイレも浴室も寒くない!
冬場は特に、リビングはエアコンが効いて温かいけど、廊下やトイレ、浴室は寒いから行くのが億劫になるんですよね。
全館床暖房はその問題点も解消しており、家中どこでも同じ温かさ。
小さい子供がお風呂から上がって走り回ったとしても、「早く体拭かないと風邪ひいてしまう!」というプレッシャーから解放されるのは、ありがたいですね。
カウンターキッチンに種類がある!
これは妻の高評価ポイントでした。
一条さんには、キッチンにいくつか種類があります。
大人向けのバーのようなカウンターキッチンや、
一条工務店公式HPより
子供の勉強するスペースを設けたデスクライト付きのキッチンなど、
一条工務店公式HPより
自分たちの理想の生活や子育てにより近づける設備を選択できるのは魅力的です。
気になったところ
2×4工法(ツーバイフォー工法)ってそもそも何なのか?特徴は?
一条さんは、木造の建築方法のうち、米国などで主流な2×4工法で建築することで、高い耐震性等を保っています。
しかし、建築方法が「木造」、「鉄骨」ぐらいしか知らない私にはイマイチすごさがわからず・・・。
建築方法は知ったうえで住宅展示場に行くほうが理解しやすいのだと反省しました。
光熱費って高いんじゃないの?
全館床暖房の欠点(および営業担当さんの主張)として、
- 一度切ると、同じ温度まで温まるのに時間がかかる(24時間つけ続けるほうが良い)
- 切ったりつけたりすると余計にランニングコストがかかる(コストは、温度上昇>温度維持のため)
- 一部の部屋だけ床暖房をOFFにはできない(例:2Fトイレのみ。これも温度維持の点から、全体が均等に温かいほうがコストがかからない)
が考えられました。
私のような寒がりや、寒冷地にお住まいの方には魅力的な設備ですが、自分の部屋は暖房を入れたくない!温度を下げたい!というような暑がりさんには使い勝手が難しいかもしれません。
また、全館にエアコンを効かせるのと全館床暖房では、コストは圧倒的に全館床暖房が低いのですが、
一条の全館床暖房が快適なのは、家中が24時間いつでも暖かいから。そんな理想的な住環境を実現しながら、同時に床暖房をずっとつけたままでもランニングコストが抑えられる省エネな暮らしも実現します。
【暖房費の運転条件・算出方法】モデルプラン(延床面積:45.31坪)/建築地:名古屋/暖房期間 : 10月28日~4月24日
一条工務店公式HPより
暖房設定 <全館床暖房>全館(収納除く)、床暖房(24時間)、温度22℃/暖房能力:COP2 <エアコン暖房>全居室(LDK、和室、主寝室、洋室、洋室(2))、エアコン(24時間)、温度22℃/暖房能力:COP2/電気料金:中部電力・スマートライフプラン(2023年8月時点料金単価、契約金は含まない)の場合の熱負荷計算ソフトSMASHによる試算。
※数値は、プランにより異なります。
リビングのみエアコンを入れたり寝室のエアコンは温度を下げた場合、コストの差がどこまで縮まるかは一考する必要がありそうです。
ただ、一条さんは屋根一体型太陽光発電を設置可能。設置キャンペーンを行ってることもあるそうなので、建てたいと思ったときにキャンペーンの有無を確認してみてください。
商品によっては設備がオプション(価格上乗せによって設置)になることも?
一条さんの公式HPに、商品ラインアップがあります。
その中にはグランスマートやアイスマートなど、様々な商品がありますが、すべての商品に同じ設備が付いているとは限らない点に注意です。
例えば、全館空調の「さらぽか」は一部商品のみ、オプションで付けられるといった制限があります(投稿時時点)
この設備がすごく気に入ったけど、いざ建てようと思ったら予算オーバーしそう?そもそも実装できる?
ということが気になったら、実際に住宅展示場へ足を運んで予算感を伺ってみるのが良いですね。
まとめ
- 高気密高断熱に特に強みのあるハウスメーカーさん
- それゆえ、全館床暖房が低コストで使えて寒がりには大変ありがたい
- 設置したい設備がつけられるかは商品によって変わる
家中どこでも温かいことにとにかく感銘を受けました。
この点が、他のハウスメーカーさんの見学に影響を与えているのは間違いありません。
それでは、ご覧いただきありがとうございました。
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